【2025年最新版】FPS向けおすすめゲーミングキーボード7選

FPSで勝つためにはゲーミングキーボードがおすすめです。わずかな操作の遅れが命取りになることも珍しくありません。ゲーミングキーボードは、ただの入力装置ではなく、反応速度・操作精度・快適な使用感を左右する重要なデバイスです。

「何を基準に選べばいいの?」「赤軸とか銀軸って結局どれがFPSにいいの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事ではFPSに特化したキーボードの選び方と、プロゲーマーから初心者までおすすめできるモデルを紹介します。

2025年現在、テクノロジーの進化により、メカニカルスイッチの進化ワイヤレスの低遅延化が進んでおり、有線一択だった時代とは選び方も変わってきました。

この記事では、軸の種類・応答速度・サイズ・接続方式など、FPSで差がつくポイントを徹底的に解説。さらに、実際に使われているモデルを比較し、あなたに合った最高の1台を見つけられるようサポートします。


FPSにおけるゲーミングキーボードのおすすめの機能とは?


FPSで勝つためには、反射的な操作と繊細なエイム調整が求められます。マウスと同様に、キーボードも「素早く正確な入力ができるか」が非常に重要です。ここでは、ゲーミングキーボードに搭載される軸やサイズなど製品の規格Nキーロールオーバーやアクチュエーションポイントなどといった機能などの観点から、FPSに最適なキーボード選びのポイントを詳しく解説します。


軸の種類を理解しよう(赤軸・銀軸・青軸など)


ゲーミングキーボードで最も注目すべきなのがスイッチ(軸)の違いです。ゲーミングキーボードの中でも、FPSでは以下のようなスイッチがおすすめです。

軸の種類特徴FPS向きか?
銀軸(スピード軸)押下圧が軽く、アクチュエーションポイントが浅いため、非常に高速な入力が可能◎(最適)
赤軸滑らかな押し心地で、クリック感がなく静音性が高い◯(使いやすい)
青軸カチッとした打鍵感があるが、クリック音が大きめ△(音が気になる場面も)

FPSでは入力スピードと正確さが重視されるため、銀軸や赤軸のようなリニアタイプが特におすすめです。


アクチュエーションポイントとは?


アクチュエーションポイント(作動点)とは、キーを押して入力が反応する深さのこと。FPSではこのポイントが浅いほど、瞬時の入力が可能になります。

キーを押し下げた際に、入力が認識されるまでの距離を指します。​例えば、アクチュエーションポイントが2mmの場合、キーを2mm押し下げた時点で入力が認識されます。​この距離が短いほど、軽いタッチで素早く入力でき、ゲームなどでの高速な操作に適しています。

一部の高性能キーボードでは、アクチュエーションポイントをユーザーが調整できる機能が搭載されており、個々の好みや用途に応じて設定を変更することが可能です。 ​


応答速度(レイテンシとは?)


さらに、応答速度(レイテンシ)も重要な要素。キーボードの応答速度、またはレイテンシーとは、キーを押してからその入力がコンピューターに認識され、画面上に反映されるまでの時間を指します。

この時間が短いほど、キー入力に対する反応が速くなり、特にゲームや高速なタイピングが求められる場面での操作性が向上します。特にプロ向けモデルでは、1ms以下の入力遅延を実現している製品もあり、入力の瞬間が勝負を分ける場面ではその差が明確に出ます。

これらの機能を理解し、自分の使用目的に合ったキーボードを選択することで、より快適なタイピングやゲームプレイが実現できます。


テンキーレス or フルサイズ?プレイスタイルに合わせて選ぶ


FPSゲーマーにはテンキーレス(TKL)をはじめとした小サイズのゲーミングキーボードがおすすめです。
理由は以下の通り:

  • マウスの可動域を確保しやすい
  • コンパクトでデスク周りがすっきりする
  • 軽量で持ち運びもしやすい(LANパーティーや大会など)

一方で、フルサイズキーボードはデータ入力や日常作業にも使う方におすすめです。普段使いも重視するなら、60%レイアウトや75%配列など中間サイズの選択肢も検討しましょう。


有線とワイヤレス、FPSではどっちがいい?


かつては「ワイヤレス=遅延がある」と言われていましたが、2025年現在では2.4GHz接続やロスレスワイヤレス技術の進化により、FPSでも安心して使えるモデルが増えています。

ただし、選ぶ際は以下の点に注意:

  • ワイヤレスは1000Hz以上のポーリングレート対応モデルを選ぶ
  • Bluetooth接続はやや遅延があるため非推奨
  • バッテリー寿命と充電方式(USB-C推奨)も確認

つまり、FPSで勝利を求めるのなら、有線 or 高速2.4GHzワイヤレスのゲーミングキーボードがおすすめです。


NキーロールオーバーとAnti-Ghosting


キーボードで複数のキーを同時に押した際に、それぞれのキー入力が正確に認識される機能を指します。​例えば、「6キーロールオーバー」の場合、任意の6つのキーまで同時に押してもすべて正しく認識されます。​「Nキーロールオーバー」の「N」は任意の数を示し、全キー同時押しに対応していることを意味します。

この機能は、特にゲームプレイ中などで複数のキーを同時に操作する際に重要です。​Nキーロールオーバーに対応していないキーボードでは、特定のキーの組み合わせで入力が認識されなかったり、誤った入力が発生する可能性があります。

複数キーの同時押しが必要なFPSでは、Nキーロールオーバー(全キー同時認識)やAnti-Ghosting(誤入力防止)の機能が必須です。
これがないと、例えば「W+A+SHIFT+SPACE」などの複雑な同時入力で、キーが無反応になることがあります。


FPS向けおすすめゲーミングキーボード7選【2025年最新版】


FPSゲームでの勝利を左右するキーボード選び。以下に、2025年最新のFPS向けおすすめゲーミングキーボードを7製品ご紹介します!


1. Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP


特徴:

  • スイッチ: 調整可能なアクチュエーションポイント(0.1〜4mm)を備えたオプティカルスイッチ。​
  • ラピッドトリガー: キーのリセットポイントが浅く、高速連打が可能。​
  • デザイン: テンキーレスでコンパクト、マウスの可動域を広げる。​
  • 追加機能: 音量調整ダイヤル、メディアコントロールボタン搭載。

メリット:

  • 高速なキー入力が可能で、FPSに最適。​
  • コンパクトなデザインでデスクスペースを有効活用。​

デメリット:

  • 高価格帯であるため、予算に制約があるユーザーには不向き。​

使用感やレビュー:

「キーの反応が非常に速く、FPSゲームでのパフォーマンスが向上しました。」​

評価点: 4.8/5


2. Logicool G PRO X TKL (Linear 赤軸)


特徴:

  • スイッチ: GXリニアメカニカルスイッチ(赤軸)を採用し、滑らかなキーストロークを実現。​
  • デザイン: テンキーレスでコンパクト、持ち運びにも便利。​
  • 接続方式: 有線およびワイヤレス(Bluetooth・USB)に対応。​

メリット:

  • プロ仕様の高速タイピングが可能。​
  • ワイヤレス接続でデスク周りがすっきり。​

デメリット:

  • ワイヤレス使用時のバッテリー持続時間に注意が必要。​

使用感やレビュー:

「ワイヤレスでも遅延を感じず、快適にプレイできます。」​

評価点: 4.7/5​


3. SteelSeries Apex Pro TKL Wireless (2023)


特徴:

  • スイッチ: OmniPoint 2.0スイッチを搭載し、アクチュエーションポイントを0.1mm単位で調整可能。​
  • デザイン: テンキーレスでコンパクト、持ち運びに便利。​
  • 接続方式: 有線およびワイヤレス(Bluetooth・USB)に対応。​

メリット:

  • キーの反応速度を自分好みに調整可能。​
  • ワイヤレス接続でも安定したパフォーマンスを発揮。​

デメリット:

  • 価格が高めで、予算に余裕が必要。​

使用感やレビュー:

「アクチュエーションポイントを調整できるので、自分のプレイスタイルに合わせられるのが魅力です。」​

評価点: 4.9/5​


4. Razer Huntsman Mini JP – Linear Optical Switch


特徴:

  • スイッチ: リニアオプティカルスイッチを採用し、静音性と高速入力を実現。​
  • デザイン: 60%サイズのコンパクトデザインで、省スペース化に貢献。​
  • 接続方式: 有線(USB)接続。​

メリット:

  • デスクスペースを有効活用でき、持ち運びにも便利。​
  • 高速なキー入力が可能で、FPSに適している。​

デメリット:

  • ファンクションキーが省略されており、慣れが必要。​

使用感やレビュー:

「コンパクトながら打鍵感が良く、持ち運びにも便利です。」​

評価点: 4.6/5


5. Logicool G413 TKL SE ブラック


特徴:

  • スイッチ: タクタイルメカニカルスイッチを搭載し、精確かつ瞬時のフィードバックを実現。​
  • デザイン: テンキーレスでコンパクト、デスクスペースを有効活用。​
  • 接続方式: 有線(USB)接続。​

メリット:

  • 高い耐久性と応答性を備え、FPSゲームに最適。​
  • 手頃な価格で高性能を実現。​

デメリット:

  • RGBライティングなどの装飾機能は非搭載。​

使用感やレビュー:

「シンプルで使いやすく、打鍵感も良好です。」​

評価点: 4.5/5​


6. ELECOM GAMING V custom VK600A


特徴:

  • スイッチ: 磁気検知式スイッチ(アナログ入力対応)を採用し、ラピッドトリガー&アクチュエーション調整に対応
  • デザイン: テンキーレス設計でコンパクト&堅牢なビルドクオリティ
  • 接続方式: 有線接続(USB-C)

メリット:

  • ラピッドトリガー対応により、瞬時のキーリセットが可能
  • アクチュエーションポイントを0.1mm単位で調整できる
  • 国内メーカー製で、日本語配列に完全対応

デメリット:

  • ソフトウェア操作に慣れが必要
  • 海外メーカーと比べて認知度がやや低め

使用感やレビュー:

「国産モデルとは思えないほど完成度が高い。ラピッドトリガーはFPSに本気で効きます。」

評価点: 4.7/5


7. Wooting 60HE+


created by Rinker
Wooting
¥36,400 (2025/04/19 15:24:43時点 Amazon調べ-詳細)

特徴:

  • スイッチ: Lekker磁気スイッチ(完全アナログ入力)を採用し、Wootilityソフトウェアで細かなカスタマイズが可能
  • デザイン: 60%レイアウトで超コンパクト。キースペースの自由度が高くマウス操作の邪魔にならない
  • 接続方式: 有線(USB-C)

メリット:

  • ラピッドトリガー・アクチュエーション調整・アナログ入力対応とFPS特化機能が豊富
  • 押し込みの深さに応じて移動速度を調整することが可能(例:歩き→走り)
  • 海外の多くのプロゲーマーも愛用する高性能キーボード

デメリット:

  • 英語配列のみ(JIS配列がない)
  • 初期設定がやや複雑で、上級者向けの一面も

使用感やレビュー:

「これを使って初めて“キーボードで勝てる”と実感しました。VALORANTのストッピングが超快適になります。」

評価点: 4.9/5


FPSでゲーミングキーボードを活かすおすすめの方法


高性能なゲーミングキーボードを手に入れても、その性能を十分に発揮できなければ意味がありません。ここでは、FPSにおけるゲーミングキーボードのおすすめの活用方法とプロも実践する使いこなしのポイントをご紹介します。


1. キー配置のカスタマイズを活用する


FPSでは、標準のWASD操作以外にも多くのキー入力が求められます。そこで役立つのがキーリマップマクロ機能です。

Valorantで例えると:

  • 「スペース」にしゃがみ
  • 「C」にジャンプ
  • 「G」キーにスキル

こうしたキー割り当てをゲーム内設定 or キーボードソフトウェア(Wootility / G HUB / Synapseなど)で最適化することで、操作効率が劇的に向上します。

セットアップソフト一覧
Razer Synapse 4
https://www.razer.com/pc/software/synapse-4

Logitech G HUB
https://www.logitechg.com/ja-jp/innovation/g-hub.html

SteelSeries GG
https://steelseries.com/gg/engine

Razer Synapse 3
https://www.razer.com/pc/software/synapse-3

ELECOM GAMING Tool(EG Tool)
https://www.elecom.co.jp/support/download/peripheral/v-custom/eg_tool/

Wootility
https://wooting.io/wootility


2. アクチュエーションポイントを調整して入力を最適化


近年のFPS向けゲーミングキーボードでは、アクチュエーションポイントを調整できる機能が普及しています。

  • 慎重な移動を重視 → 深めのアクチュエーション(1.5mm〜2.0mm)
  • 反射神経重視の設定 → 浅めのアクチュエーション(0.1mm〜1.0mm)

このようにプレイスタイルやマップに応じて設定を切り替えることで、入力ミスを減らし、操作反応を最速化できます。


3. ラピッドトリガー機能で高速な連続入力を実現


Wooting 60HEELECOM VK600Aなどに搭載されている「ラピッドトリガー」は、キーが戻る瞬間にすぐ再入力できる先進機能です。

これにより:

  • ストッピング(移動停止→射撃)動作が瞬時に完了
  • リピート入力の速度が格段に向上
  • 移動→射撃→回避などがスムーズに繋がる

特にVALORANTやCS GOなど“停止精度”が求められるゲームでは効果が絶大です。


4. ゲームモードで誤操作を防止


誤って「Windowsキー」や「Alt+Tab」を押してゲームが最小化される……そんな経験はありませんか?
多くのゲーミングキーボードには「ゲームモード」という機能があり、特定のキーを無効化できます。

使い方:

  • プレイ前にゲームモードをON
  • WindowsキーやAltキーを無効に設定
  • 集中してゲームに没入できる状態に

こうした「誤操作対策」も、勝率を上げる重要な工夫のひとつです。


5. 自分の手と相性の良いサイズを選ぶ


テンキーレスや60%サイズを選ぶ際には、マウスとの距離感・手の可動域も考慮しましょう。
手が小さめの人はコンパクトな配列が扱いやすく、大柄な人にはフルサイズや75%レイアウトもフィットします。

また、手首の疲れ軽減にはパームレスト(リストレスト)の併用もおすすめです。


よくある質問(Q&A形式)


FPS向けゲーミングキーボードを選ぶにあたって、初心者から中級者の方まで多くの疑問を持つものです。ここでは、私の経験による知見や、個人的に調べた内容を併せて、PCでゲームを始めようとする知人からよく受ける質問を紹介し、解説します!


Q1. FPSにはどの軸(スイッチ)が一番おすすめ?


A. 一般的には銀軸(スピード軸)または赤軸がFPSに最適です。

  • 銀軸:アクチュエーションポイントが浅く、素早い入力が可能
  • 赤軸:滑らかでクリック感がなく、連続入力しやすい

音の静かさを重視するなら赤軸、応答速度を重視するなら銀軸がおすすめです。


Q2. ワイヤレスキーボードは遅延がありますか?


A. 現在の2.4GHzワイヤレス技術(Logitech LIGHTSPEED、Razer HyperSpeedなど)では、ほぼ遅延は感じられません
ただし、Bluetooth接続は若干の遅延があるためFPSには不向きです。選ぶ際は「低遅延ワイヤレス対応モデル」を確認しましょう。


Q3. テンキーレスと60%サイズ、どちらがFPSに向いていますか?


A. テンキーレス(TKL)が最もバランス良くFPSに適しています。

  • テンキーレス:マウスの可動域を確保しつつ、機能キーも保持
  • 60%サイズ:よりコンパクトだが、矢印キーやFキーの操作がやや煩雑

キーボードの操作よりマウス重視な方は、60%も◎です。


Q4. アクチュエーションポイントってなに?変更できると何がいいの?


A. アクチュエーションポイントとは、キーを押し込んで「入力が反応する深さ」のことです。
調整できるキーボードでは、自分の入力スタイルに合わせて設定可能で、

  • 浅め(0.1mm〜)→反応速度を最大化
  • 深め(1.5mm〜)→誤入力を防止

FPSでは、高速な操作や反射的な動作に特に影響します。


Q5. RGBライティングってあった方がいいですか?


A. ゲーム性能に直接影響することはありませんが、キーの視認性を高めたり、テンションを上げる効果があります。
暗所でプレイする人や、デスク周りの見た目にこだわりたい人にはおすすめです。


Q6. FPSに向いたキーボードの価格帯はどれくらい?


A. 本格的なFPS向けモデルは1万〜2万5000円前後が主流です。

  • 1万円前後:エントリー向け、赤軸やテンキーレスの基本性能を搭載
  • 2万円〜:アクチュエーション調整やラピッドトリガー対応などプロ向け機能搭載

コストと目的に応じて選びましょう。


FPSで勝つために最高のゲーミングキーボードを選ぼう!


ここまで、FPS向けにおすすめのゲーミングキーボード7製品や選び方について詳しく解説してきました。FPSにおける勝敗は、ミリ秒単位の反応速度と精密な操作性に左右されます。だからこそ、勝つためにはここまでで紹介した選び方に沿って、自分に合った1台を選ぶことが重要です。

さいごに、選び方についてのおさらいや、具体的にどの製品があなたにおすすめなのか紹介していきます!


選び方のポイントをおさらい!


  • 軸(スイッチ)選びが重要:
     高速入力重視なら銀軸、バランス重視なら赤軸がおすすめ
  • アクチュエーションポイント:
     調整可能なモデルなら、プレイスタイルに合わせた最適化が可能
  • テンキーレス・60%配列:
     マウスの可動域が広がり、操作に集中できる
  • 有線/ワイヤレス:
     最新の2.4GHzワイヤレスなら遅延はほぼ感じられず、選択肢が広がる
  • ラピッドトリガーやマクロ機能:
     細かな操作性を求めるなら、これらの搭載有無も要チェック

あなたに合ったキーボードはどれ?


  • 競技シーンを本気で目指す方へ:
     → Wooting 60HE+Razer Huntsman V3 Pro
  • バランス良く使いたい中級者向け:
     → Logicool G PRO X TKLSteelSeries Apex Pro TKL
  • 初めてのゲーミングキーボードが欲しい方:
     → Logicool G413 TKL SERazer Huntsman Mini

マウス・マウスパッド・モニターとの組み合わせも大切


ゲーミングキーボード単体でのパフォーマンスも重要ですが、マウス・マウスパッド・モニターのスペックとの組み合わせによって、操作感はさらに向上します。

また、別の記事ではゲーミングキーボードについてかなり詳細に執筆しています。
以下の記事も併せてご覧ください。

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