ポーリングレートとは?おすすめの値と測定・確認方法
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ポーリングレートとは、マウスが位置やクリックをパソコンに伝える回数のことです。 単位はHz(ヘルツ)で、1000Hzなら1秒に1,000回、つまり1ミリ秒ごとに伝えています。
FPSなど競技性の高いゲームなら1000Hzがひとつの目安です。8000Hzのような高い値は、パソコンの性能やゲームによってはうまく扱えないことがあります。この記事では、ロジクールとRazerの公式情報をもとに、ポーリングレートの意味・おすすめの値・測り方をまとめます(2026年10月時点)。
ポーリングレートとは?
ロジクールは、ポーリングレート(レポートレートとも呼びます)を「マウスが位置やボタンの押下をパソコンに報告する頻度」と説明しています。
数字が大きいほど、マウスの動きを細かく伝えられます。間隔(何ミリ秒ごとに伝えるか)に直すと、次のとおりです。
| ポーリングレート | 1秒に伝える回数 | 伝える間隔 |
|---|---|---|
| 125Hz | 125回 | 8ms |
| 500Hz | 500回 | 2ms |
| 1000Hz | 1,000回 | 1ms |
| 2000Hz | 2,000回 | 0.5ms |
| 4000Hz | 4,000回 | 0.25ms |
| 8000Hz | 8,000回 | 0.125ms |
Razerによると、8000Hzは一般的な1000Hzと比べて、1秒あたり最大8倍のデータを送れて、入力の遅れを1msから0.125msに減らせます。
ポーリングレートは何Hzがおすすめ?
ロジクールは、用途ごとの目安を次のように案内しています。
| ポーリングレート | ロジクールの案内 |
|---|---|
| 50〜100Hz | ブラウジング・メール・文書作成 |
| 100〜250Hz | デザイン・写真編集・カジュアルゲーム |
| 500Hz | 低遅延でスムーズ。本格的なゲームに最適 |
| 1000Hz以上 | 競技性の高いゲームやeスポーツ向け。高速モニターでのみ体感できる |
ロジクールは「ほとんどのユーザーにとって、250Hz以下で十分」とも書いていて、高いポーリングレートの恩恵を受けるのは、主に高リフレッシュレートのモニターを使う競技ゲーマーだとしています。
プロ選手の設定を集計しているprosettings.net(第三者のサイト)は、CS2では1000Hz〜4000Hzをすすめています(2026年10月9日閲覧)。
まとめると、次のように選ぶのがおすすめです。
- ふだん使い・カジュアルなゲーム → 250〜500Hz(ワイヤレスならバッテリーも長持ち)
- FPSなど競技性の高いゲーム → 1000Hz
- 高リフレッシュレートのモニターで、パソコンの性能に余裕がある → 2000Hz以上を試す
ポーリングレートを高くするデメリット
高ければ高いほどいい、というわけではありません。メーカーは次の点を挙げています。
- バッテリーが早く減る:ロジクールによると、ワイヤレスマウスは値が高いほどバッテリーの減りが早くなります
- CPUの負担が増える:値が高いと、CPUの使用率がわずかに上がります(ロジクール)
- ゲームのフレームレートが下がることがある:ロジクールのサポートでは、1kHz(1000Hz)を超える値にすると、一部のユーザーでフレームレート(FPS)が下がる場合があり、そのときは値を下げるよう案内しています
- 古いゲームではうまく動かないことがある:Razerは、特に古いゲームでは、高いポーリングレートを想定していないものがあると書いています
8000Hzを使うときの注意点(Razer公式のヒント)
Razerは、8000Hz対応の「HyperPolling」製品でカクつきや接続の途切れが起きたときに、次のことを試すよう案内しています。ほかのメーカーの高ポーリングレートのマウスでも参考になります。
ソフト・設定
- マウスのファームウェアを最新にする(Razerの場合はV2.0以上)
- オーバーレイを表示するソフトや、カーネルレベルのドライバーを使うソフトを止める
- ゲーム内の対応設定をONにする(例:VALORANTの「ローインプットバッファ」、オーバーウォッチの「マウスの高精度入力」)
- CPUに負担をかけている、使っていないアプリを閉じる
- ポーリングレートを4000Hzか2000Hzに下げる
- Windowsの「ポインターの精度を高める」を無効にする
- Windows 11を最新にする(Windows 11 Moment 3〔KB5027303〕で高ポーリングレート機器向けの最適化が入っています)
ハードウェア
- 有線のときは、パソコン本体のUSBポートに直接つなぐ
- ワイヤレスのときは、受信機(ドングル)をマウスから見通せる場所の、30cm以内に置く。動いているUSB 3のハブからは、できるだけ離す
Razerによると、パソコンによっては、1秒あたり8,000回の報告を処理する性能が足りないこともあります。
ポーリングレートの確認・測定方法
「設定している値」と「実際に出ている値」は分けて考えます。
設定している値を確認する(メーカーのソフト)
ポーリングレートは、マウスのメーカーの専用ソフトで確認・変更します。
- ロジクール(G HUB):「パフォーマンス」タブ →「レポートレート」
- Razer(Razer Synapse):マウスの「PERFORMANCE」の画面。選べる値は機種によって違います
実際の値を測る
Razerの公式テストソフト:RazerのHyperPollingのページでは、マウスのポーリングレートをテストするソフトを配布しています(Windows用)。RazerのHyperPollingのページの下のほうにある「テスト用ソフトウェアをダウンロード」から入手できます。
ブラウザの測定ツール(第三者):「mouse polling rate test」などで検索すると、ブラウザでマウスを動かすだけで測れるツールが見つかります。手軽ですが、メーカーのツールではなく、ブラウザやパソコンの状態によって結果が変わることがあります。目安として使いましょう。
測るときは、マウスを大きく速く動かし続けるのがコツです。測定ツールは、マウスを動かしているあいだに届いた報告の回数を数えるからです。
キーボードにもポーリングレートはある?
あります。キーボードも、キーを押したことをパソコンに伝える回数があり、Razerの8000Hz「HyperPolling」はマウスとキーボードの両方に対応しています。考え方はマウスと同じです。
DPI・感度・Windowsの設定まで含めたFPS向けのマウス設定は、FPSのマウス設定ガイドでまとめています。
よくある質問
Q. ポーリングレートとは何ですか?
マウスが位置やクリックをパソコンに伝える回数です。単位はHzで、1000Hzなら1秒に1,000回(1ミリ秒ごと)伝えます。
Q. ポーリングレートは何Hzがおすすめですか?
FPSなど競技性の高いゲームなら1000Hzが目安です。ロジクールは、ふだん使いなら250Hz以下で十分としています。高い値は、高リフレッシュレートのモニターを使う人向けです。
Q. ポーリングレートはどうやって測りますか?
設定している値は、G HUBやRazer Synapseなどメーカーのソフトで確認できます。実際の値は、Razerが配布しているテスト用ソフト(Windows用)や、ブラウザの測定ツールで、マウスを動かし続けて測ります。
Q. 8000Hzにすると強くなりますか?
入力の遅れは1msから0.125msに減りますが、パソコンの性能が足りないとカクつくことがあります。Razerも、不具合が出たら4000Hzか2000Hzに下げるよう案内しています。
Q. ポーリングレートを上げるとゲームが重くなりますか?
なることがあります。ロジクールは、1000Hzを超える値で一部のユーザーのフレームレートが下がる場合があるとしています。重くなったら値を下げてください。
まとめ
- ポーリングレートは、マウスがパソコンに伝える回数。1000Hz=1ミリ秒ごと
- FPSなら1000Hzが目安。ふだん使いなら250Hz以下で十分(ロジクール)
- 高くすると、バッテリー・CPU・フレームレートに影響することがある
- 8000Hzは、ファームウェアの更新や、USBの直挿し・受信機を近くに置くなど、環境づくりが大事
- 設定値はメーカーのソフト、実際の値はRazerのテストソフトやブラウザのツールで確認
出典
- マウスのポーリングレートとは — ロジクール, 2026年10月9日確認
- レポートレートを1kHz超にしたときのFPS低下について — ロジクール サポート, 2026年10月9日確認
- G HUB のレポートレート設定について — ロジクール サポート, 2026年10月9日確認
- Razer HyperPolling テクノロジー — Razer, 2026年10月9日確認
- CS2 Settings Guide — prosettings.net(第三者の集計), 2026年10月9日閲覧







