FPSのマウス設定ガイド|DPI・感度・ポーリングレートのおすすめ
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FPSのマウス設定は、DPIを400〜1600の範囲で決めて、あとはゲーム内の感度で調整するのが基本です。プロの設定を集計したデータでは、VALORANTやCS2のプロの多くが400か800を使っています。ポーリングレートは、競技向けなら1000Hzがひとつの目安です。
この記事では、ロジクール・Razer・Microsoftなどの公式情報と、プロの設定データをもとに、FPS向けのマウス設定をまとめます(2026年10月時点)。
FPSのマウス設定、まず押さえる3つ
| 設定 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| DPI | 400〜1600 | プロの多くが400か800(下のデータ参照)。細かい調整はゲーム内の感度で |
| ポーリングレート | 1000Hz | ロジクールは1000Hz以上を「競技性の高いゲーム向け」と案内 |
| Windowsの「ポインターの精度を高める」 | オフ | ロジクール・Razerが、トラブルの対処として無効化を案内 |
DPIとは?
DPI(CPIとも呼ばれます)は、マウスを動かしたときにカーソルがどれだけ動くかを表す感度の数字です。ロジクールの説明では、同じ動きでも感度(DPI)が高いほど、カーソルは遠くまで動きます。
DPIが高ければ性能が良い、というわけではありません。FPSでは、小さく速く動く設定より、狙った場所で止めやすい設定のほうが大事です。
FPSのDPIはいくつがいい?(プロの設定データ)
プロ選手の設定を集計している「prosettings.net」(第三者のサイト)のデータを見ると、FPSのプロは低めのDPIを使っています(2026年10月9日に閲覧)。
| ゲーム | よく使われるDPI | eDPI(下で説明) | 集計の更新日 |
|---|---|---|---|
| VALORANT | 約半数が800、約40%が400 | 平均267・中央値240 | 2026年5月18日 |
| CS2 | 400が66%、800が28%、1600が5% | 中央値830 | 2026年9月25日 |
| Apex Legends | 800が63%、1600が16%、400が14% | — | 2025年6月25日 |
また、Apex Legendsを出しているEAの公式ヘルプでも、DPIは400・800・1600が一般的で、DPIが高いならゲーム内の感度を低めにしてもよい、と案内されています。
最初は400か800にして、ゲーム内の感度で調整するのが、迷わない始め方です。
eDPIとは?感度の比べ方
eDPIは「DPI × ゲーム内の感度」で計算する、実際の感度の目安です。
- DPI 800 × 感度 0.3 = eDPI 240
- DPI 400 × 感度 0.6 = eDPI 240
この2つは、DPIと感度の数字は違いますが、eDPIが同じなのでほぼ同じ感覚で動きます。プロの設定をまねするときは、DPIの数字ではなくeDPIを合わせましょう。
注意したいのは、eDPIは同じゲームの中でしか比べられないことです。ゲームによって感度の数字の意味が違うので、VALORANTのeDPIとCS2のeDPIは比べられません。
prosettings.netによると、VALORANTの平均eDPI(267)は、ゲーム内で1回転するのにマウスを約45cm動かす感度です。CS2のプロの平均は約47cmです。
自分に合う感度の見つけ方
- DPIを400か800に決めて、固定する
- ゲーム内の感度だけを少しずつ変える
- 練習場で試す:EAはApex Legendsの射撃訓練場で、次の3つを試しながら感度を上げ下げするよう勧めています
- 離れた的を、止まらずに順番に撃つ
- 動く的に照準を合わせ続ける
- 離れた的のあいだを、素早く照準を移す(フリック)
- 決めたら、しばらく変えない:毎日変えると、手が感覚を覚えられません
EAの公式ヘルプでは、Apex Legendsのおすすめとして「マウス感度 3.0〜5.0(または好み)」「ADS感度倍率 1.0」「マウスアクセラレーション オフ」が挙げられています。
ポーリングレートとは?おすすめは?
ポーリングレート(レポートレート)は、マウスが位置やクリックをパソコンに伝える回数です。単位はHzで、1000Hzなら1秒に1,000回(1ミリ秒ごと)伝えます。
ロジクールは、用途ごとの目安を次のように案内しています。
| ポーリングレート | ロジクールの案内 |
|---|---|
| 100〜250Hz | デザイン・写真編集・カジュアルゲーム向け |
| 500Hz | 低遅延でスムーズ。本格的なゲームに最適 |
| 1000Hz以上 | 競技性の高いゲームやeスポーツ向け。高速モニターでのみ体感できる |
ただし、高ければ高いほどいいわけではありません。
- ロジクールによると、ワイヤレスマウスではポーリングレートが高いほどバッテリーが早く減り、CPUの使用率がわずかに上がります
- ロジクールのサポートでは、1kHz(1000Hz)を超える値にすると、一部のユーザーでゲームのフレームレート(FPS)が下がることがあり、そのときは値を下げるよう案内しています
- Razerは8000Hzの「HyperPolling」について、パソコンの性能によっては処理しきれないこと、古いゲームではうまく扱えない場合があることを書いています
1000Hzで問題なく動くなら、まずは1000Hzがおすすめです。2000Hz以上は、高リフレッシュレートのモニターを使っていて、パソコンの性能に余裕がある人が試す設定です。
ポーリングレートの仕組みや測り方は、ポーリングレートとは?で詳しく解説しています。
設定の変え方(ロジクール G HUB)
ロジクールのマウスは、専用ソフト「G HUB」で設定します。
DPIを変える
- G HUBでプロファイルを選び、マウスをクリック
- 「感度(DPI)」タブを開く
- スライダーで値を決める(DPIの段階は最大5つまで登録できる)
ポーリングレートを変える
- 「パフォーマンス」タブを開く
- 「レポートレート」で値を選ぶ
Razerのマウスは、専用ソフト「Razer Synapse」の「PERFORMANCE」から、DPIの段階(Sensitivity Stages)やポーリングレートを設定します。選べるポーリングレートは機種によって違います。
Windowsの設定:「ポインターの精度を高める」
Windowsには「ポインターの精度を高める」という設定があります。Microsoftの説明では、マウスをゆっくり動かしたときに、ポインターの精度を上げる機能です。つまり、ゆっくり動かしたときと速く動かしたときで、カーソルの動き方が変わります。同じだけ手を動かしたら、いつも同じだけ照準を動かしたいFPSでは、オフにする人が多い設定です。
Windows 11では、「スタート」→「設定」→「Bluetooth とデバイス」→「マウス」から、オン・オフを切り替えられます。
メーカーも、この設定を無効にするよう案内しています。
- ロジクール:G HUBでワイヤレスのレポートレートを変えたときに、この設定がDPIのずれを起こすことがあるとして、無効にするよう勧めています
- Razer:HyperPolling(8000Hz)で不具合があるときの対処として、無効にするよう案内しています。有効だとマウスの感度が設定より低く感じることがある、とも書いています
ゲーム側の設定:ローインプット・マウス加速
多くのFPSには、Windowsの設定の影響を受けずにマウスの動きを読む「ローインプット(Raw Input)」や、マウス加速の設定があります。
- VALORANT:リリース当初からローインプットを使っています。パッチ3.07で「ローインプットバッファ」という設定がベータとして追加され、有効にすると8000Hzのマウスにも対応します(Riot Gamesのパッチノートより)
- Apex Legends:EAは「マウスアクセラレーション」をオフにするよう勧めています
ゲームごとの設定名は、アップデートで変わることがあります。
よくある質問
Q. FPSのDPIは何がおすすめですか?
400か800から始めるのがおすすめです。prosettings.netの集計では、VALORANTやCS2のプロの多くが400か800を使っています。細かい調整は、ゲーム内の感度で行います。
Q. eDPIとは何ですか?
「DPI × ゲーム内の感度」で計算する、実際の感度の目安です。DPIと感度の数字が違っても、eDPIが同じならほぼ同じ感覚で動きます。ただし、ゲームが違うとeDPIは比べられません。
Q. ポーリングレートは何Hzがいいですか?
FPSなど競技性の高いゲームなら、1000Hzがひとつの目安です。ロジクールは、1000Hzを超える値で一部の環境ではフレームレートが下がることがあると案内しているので、不具合が出たら値を下げてください。
Q. Windowsの「ポインターの精度を高める」はオフにすべきですか?
FPSではオフがおすすめです。マウスをゆっくり動かしたときに精度を上げる機能のため、動かす速さでカーソルの動き方が変わります。ロジクールやRazerも、トラブルの対処として無効にするよう案内しています。
Q. プロと同じ設定にすれば強くなりますか?
同じ設定にしても、すぐに強くなるわけではありません。手の大きさや机の広さで合う感度は変わります。プロの設定は出発点にして、練習場で自分に合うように調整しましょう。
まとめ
- DPIは400か800から始めて、細かい調整はゲーム内の感度で
- プロの設定をまねするなら、DPIではなくeDPI(DPI×感度)を合わせる。ゲームが違うと比べられない
- ポーリングレートは1000Hzが目安。高すぎると、環境によってはフレームレートが下がる
- Windowsの「ポインターの精度を高める」はオフ
- 感度は決めたらしばらく変えず、練習場で少しずつ調整する
DPIの仕組みをもっと知りたい人はDPIとは?、プロが使っているマウスはプロが使用しているゲーミングマウスまとめもどうぞ。
出典
- マウスの感度(DPI)について — ロジクール, 2026年10月9日確認
- マウスのポーリングレートとは — ロジクール, 2026年10月9日確認
- G HUB の DPI 設定について — ロジクール サポート, 2026年10月9日確認
- レポートレートを1kHz超にしたときのFPS低下について — ロジクール サポート, 2026年10月9日確認
- 「ポインターの精度を高める」とDPIのずれについて — ロジクール サポート, 2026年10月9日確認
- Razer HyperPolling テクノロジー — Razer, 2026年10月9日確認
- マウスの設定について — Microsoft, 2026年10月9日確認
- Best settings for Apex Legends on PC — EA ヘルプ(英語), 2026年10月9日確認
- VALORANT パッチノート 3.07 — Riot Games
- VALORANT Settings Guide — prosettings.net(第三者の集計), 2026年10月9日閲覧
- CS2 Settings Guide — prosettings.net(第三者の集計), 2026年10月9日閲覧
- Apex Legends Settings Guide — prosettings.net(第三者の集計), 2026年10月9日閲覧






