ゲーマーであれば一度は聞くゲーミングルーター。実際、一般的に使用されるWi-Fiルーターとどのような違いがあるのか、たくさんのメーカーからいくつものゲーミングルーターがあって、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、この記事ではゲーミングルーターの特徴について詳細な情報と、選び方について徹底解説いたします!また、2025/02/19現在の売れ筋上位で、人気のおすすめゲーミングルーター4製品を紹介します!
ゲーミングルーターとは?
ゲーミングルーターとは、オンラインゲームを 快適にプレイするために特化したWi-Fiルーター です。
通常のWi-Fiルーターと比べて、以下のような特徴があります。
✔ 通信速度が速い(Wi-Fi 6やWi-Fi 7に対応)
✔ 遅延(ラグ)を抑える(ゲーム通信を優先する機能が搭載)
✔ 高性能なCPUを搭載(通信処理がスムーズ)
✔ 有線接続も高速(2.5Gbps以上のLANポート搭載)
これらの違いによって、オンラインゲームのラグを軽減し、スムーズなプレイが可能 になります。
ゲーミングルーターと通常のWi-Fiルーターの違い
一般的なWi-Fiルーターと比べて、以下のような特徴があります。
- 低遅延(レイテンシ):通信の遅延を最小限に抑え、リアルタイム性が重要なゲームでも快適にプレイ可能。
- 優先通信(QoS機能):ゲームの通信を優先して処理し、他のデバイスの影響を受けにくい。
- 高速通信:Wi-Fi 6/6E対応など、最新規格を採用し、高速で安定した接続を実現。
- 有線接続の強化:ギガビットLANポートや専用のゲーミングLANポートを搭載し、有線接続時の安定性も向上。
ゲーミングルーターと通常のWi-Fiルーターの違いを表で比較!
以下の表に、両者の違いをまとめました。
項目 | 通常のWi-Fiルーター | ゲーミングルーター |
---|---|---|
対応Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 (802.11ac) / Wi-Fi 6 (802.11ax) | Wi-Fi 6 (802.11ax) / Wi-Fi 7 (802.11be) |
最大通信速度 | 最大1.2Gbps〜2.4Gbps | 最大4.8Gbps〜10Gbps以上 |
CPU性能 | シングルコアまたはデュアルコア(600MHz〜1.5GHz) | クアッドコアまたは専用ゲーミングプロセッサ(2.0GHz以上) |
QoS(通信優先制御) | 基本的なQoSあり(手動設定が必要) | 高度なQoS搭載(自動最適化可能) |
LANポート速度 | 1Gbpsポートが主流 | 2.5Gbps〜10Gbps対応ポートあり |
アンテナ数 | 2〜4本程度 | 4〜8本以上(高出力) |
電波干渉対策 | 電波干渉が起きやすい(特に2.4GHz) | 干渉を抑えるDFS機能や6GHz帯対応 |
価格帯 | 5,000円〜15,000円 | 15,000円〜50,000円以上 |
ゲーミングルーターを選ぶメリットとは?
「普通のWi-Fiルーターでもゲームはできるのでは?」と思うかもしれませんが、ゲーミングルーターには大きなメリット があります。
1. 通信速度が圧倒的に速い!
最新の Wi-Fi 6やWi-Fi 7 に対応し、最大10Gbps以上の通信速度を実現。
これにより、高画質の動画配信や大容量のダウンロードも快適です。
2. ゲーム通信を優先してラグを防ぐ!
「QoS(通信優先制御)」機能により、ゲームの通信を最優先 に処理します。
他のデバイスが動画を見たり、大容量データをダウンロードしていても、ゲームの動作がスムーズ です。
3. 高性能なCPUで安定した通信!
通常のWi-Fiルーターは、600MHz〜1.5GHz程度のCPU を搭載していますが、
ゲーミングルーターは 2.0GHz以上のクアッドコアCPU を搭載しており、多くのデバイスが接続しても安定した通信を維持できます。
4. 有線接続も高速!
ゲーミングルーターには、2.5Gbps以上の高速LANポート が搭載されていることが多く、
有線で接続すると、より安定した高速通信 が可能になります。
ゲーミングルーターはどんな人におすすめ?
次のような方には ゲーミングルーターがおすすめ です。
✅ オンラインゲームを頻繁にプレイする人(FPS・バトロワ系・MMORPGなど)
✅ ゲームのラグ(遅延)に悩んでいる人
✅ 家族やルームメイトとWi-Fiを共有している人
✅ Wi-Fiの速度や安定性を向上させたい人
逆に、ネットサーフィンや動画視聴が中心の人は、通常のWi-Fiルーターでも十分 です。
ゲームに最適な理由
オンラインゲームをプレイしている方の中で、特にFPS(ファーストパーソンシューティング)や格闘ゲーム、MMORPGなどをプレイしている方であれば、いわゆる「ラグ」で負けてしまうなんてこともありますよね。ネット環境によって左右されるオンラインゲームだからこそ、快適にストレスなくプレイするためにはより良いネット環境が必要になります。
ゲーミングルーターを導入することで以下のメリットがあります。
回線の混雑を回避し、快適なゲーム環境を構築
通常のWi-Fiルーターは、多くのデバイスが同時に接続されると 帯域幅が圧迫され、通信が不安定になる ことがあります。特に、家庭内で複数の人が動画を見たり、大容量ファイルをダウンロードしていると、ゲームの通信が遅くなることがあります。
ゲーミングルーターは 「DFS機能」や「帯域制御機能」 を活用して、混雑しにくい通信帯域を自動で選択し、回線の混雑を回避します。
また、最新のWi-Fi 6やWi-Fi 7対応のゲーミングルーターなら、6GHz帯を活用できるため、他のデバイスと干渉しにくく、安定した通信が可能 です。これにより、オンライン対戦やクラウドゲームを快適に楽しむことができます。
Ping値(応答速度)を低減し、ラグのないプレイが可能
オンラインゲームでは、Ping値(応答速度)が非常に重要です。Ping値が高いと、自分の操作が相手の画面に反映されるまでの遅延(ラグ)が発生 し、特にFPSや格闘ゲームでは致命的な影響を与えます。
ゲーミングルーターには、「QoS(Quality of Service)」機能 が搭載されており、ゲームの通信を最優先 に処理することで、Ping値を低減します。これにより、ボタンを押した瞬間にキャラクターが反応するスムーズなプレイが可能 になります。
さらに、ゲーミングルーターの有線LANポートは 2.5Gbpsや10Gbpsの高速通信に対応 しているため、有線接続を利用すれば、より安定して低Pingを維持することができます。
複数のデバイスが接続されても速度低下を防ぐ
家庭内でゲームをプレイする際、他のデバイスがインターネットを使用していると、通信速度が低下してしまうことがあります。例えば、家族がYouTubeやNetflixを視聴したり、大容量のデータをダウンロードすると、通常のWi-Fiルーターでは 帯域が圧迫され、ゲームの動作が不安定になる ことがあります。
ゲーミングルーターは、MU-MIMO(マルチユーザー・マルチインプット・マルチアウトプット)やOFDMA(直交周波数分割多元接続)技術 を搭載しており、複数のデバイスが同時に接続されても、それぞれに最適な帯域を割り当てることができます。
また、「デバイスごとに通信優先度を設定できる機能」 もあり、ゲーム機やPCの通信を優先的に処理することが可能です。これにより、家族やルームメイトとWi-Fiを共有していても、ゲームの快適な通信速度を維持 できます。
ゲーミングルーターの選び方
通常のWi-Fiルーターはみなさん馴染みがあると思いますが、ゲーミングルーターとなると少し価格帯が上がってしまうので慎重になってしまいますよね。ここからのセクションではこれまでの説明を踏まえてゲーミングルーターのどのような性能に注目して購入すれば良いのか解説していきます!
1. Wi-Fi規格|最新規格対応で通信速度と安定性を向上
Wi-Fiルーターの性能を決める最も重要な要素が Wi-Fi規格 です。最新の規格に対応しているほど、通信速度が向上し、安定した接続が可能になります。
Wi-Fi規格ごとの特徴と最大通信速度
Wi-Fi規格 | 最大通信速度 | 特徴 |
---|---|---|
Wi-Fi 5(802.11ac) | 最大3.5Gbps | 一般的なルーターでも採用されているが、最新規格と比べると速度・安定性で劣る |
Wi-Fi 6(802.11ax) | 最大9.6Gbps | 高速・低遅延・安定性向上、より多くのデバイスを同時接続可能 |
Wi-Fi 6E | 最大9.6Gbps(+6GHz帯) | Wi-Fi 6の拡張版で、新たに 6GHz帯 を利用できるため混雑を回避できる |
Wi-Fi 7(最新) | 30Gbps以上 | 次世代の超高速規格。さらに広い帯域幅と低遅延を実現 |
ポイント
✅ Wi-Fi 6以上の規格に対応しているルーターを選ぶのが理想
✅ Wi-Fi 6EやWi-Fi 7なら、6GHz帯を利用できるので、より安定した通信が可能
✅ Wi-Fi 5はコストは安いが、速度・安定性で劣るため、ゲーミング用途には不向き
Wi-Fi 6EやWi-Fi 7対応のルーターは、特にFPSやMMORPGなど、通信の安定性が重要なゲームに最適です。
2. 帯域幅(デュアルバンド・トライバンド)|周波数帯の使い分けで混雑を回避
Wi-Fiルーターは、使用する周波数帯によって デュアルバンド や トライバンド に分かれます。
デュアルバンド(2.4GHz + 5GHz)
✅ 2.4GHz帯:障害物を回り込む性質があり、遠くまで電波が届くが、通信速度は遅め。
✅ 5GHz帯:高速通信が可能だが、障害物に弱い。
デュアルバンド対応ルーターは、一般的なWi-Fiルーターに多く採用されており、コストパフォーマンスに優れる反面、5GHz帯の混雑時には通信が不安定になることがあります。
トライバンド(2.4GHz + 5GHz + 6GHz)
✅ 6GHz帯が追加されることで、より快適な通信が可能
✅ ゲーミング専用に6GHz帯を使用すれば、ラグや遅延を大幅に減らせる
Wi-Fi 6EやWi-Fi 7対応のトライバンドルーターなら、ゲーム専用の周波数帯を確保できるため、FPSやMOBAなどリアルタイム性の高いゲームを快適にプレイできます。
3. QoS(Quality of Service)|ゲームの通信を最優先にしてラグを防ぐ
QoS(Quality of Service) とは、ネットワークの優先順位を設定し、特定の通信を優先させる機能です。
✅ ゲームの通信を最優先にすることで、他のデバイスの影響を受けにくくなる
✅ 家庭内でYouTubeやNetflixを見ている人がいても、ゲームの通信速度を維持できる
✅ Ping値の安定化に貢献し、ラグを軽減できる
特にFPSや格闘ゲームではQoSの有無がプレイの快適さに大きく影響します。 ゲーミングルーターには、 自動的にゲーム通信を最優先にする高機能なQoSが搭載 されているため、通常のWi-Fiルーターよりも安定した環境でプレイできます。
4. ポート(WAN/LANポート、ゲーミングLANポート)|有線接続の重要性
オンラインゲームでは、 Wi-Fiよりも有線接続の方が安定し、より低遅延 でプレイできます。
ゲーミングルーターには、以下のような 高速LANポート が搭載されていることが多いです。
✅ 2.5Gbpsや10Gbps対応LANポート を搭載したモデルなら、より安定した高速通信が可能
✅ ゲーミング専用ポート を搭載したモデルは、接続するだけでゲーム機の通信を最優先に処理
FPSやMOBAなどの競技性の高いゲームをプレイするなら、有線接続ができる環境を整えるのがおすすめ です。
5. VPN機能|セキュリティ強化&地域制限の回避
✅ VPN機能付きのルーターなら、地域制限のあるゲームにアクセス可能
✅ セキュリティを強化し、DDoS攻撃やハッキングのリスクを軽減
特に、海外サーバーでプレイする場合や、ストリーマーとして配信する場合には、VPN機能があると便利です。
6.ゲームジャンル別のおすすめ設定
FPS・格闘ゲーム
🎯 最も重要なのはPing値の低減
✅ QoS設定でゲーム通信を最優先
✅ 有線接続を推奨(2.5Gbps以上のLANポートを活用)
✅ Wi-Fi 6E/7対応モデルなら6GHz帯を利用して干渉を避ける
MMORPG・RTS
🛡 安定性が最重要
✅ 高速かつ安定したWi-Fi 6E対応機種を選ぶ
✅ MU-MIMOやOFDMA対応で、多数のデバイスが接続されても通信を安定化
✅ QoS設定でラグを抑え、大規模なオンライン対戦でもスムーズにプレイ
おすすめゲーミングルーター(2025年最新)
TP-Link Archer BE550
特徴
- Wi-Fi 7対応:最新のWi-Fi 7規格に対応し、超高速通信を実現。
- トライバンド構成:6GHz帯で最大5760Mbps、5GHz帯で2880Mbps、2.4GHz帯で574Mbpsの通信速度を提供。
- 2.5Gbps有線LANポート:高速有線接続に対応し、安定した通信をサポート。
おすすめポイント
✅ 最新技術:Wi-Fi 7対応により、将来的なデバイスとの互換性も確保。
✅ 高速通信:トライバンド構成で、多数のデバイス接続時でも速度低下を防止。
✅ 有線接続強化:2.5Gbpsの有線LANポートで、オンラインゲームや高画質ストリーミングも快適。
デメリット・気になる点
❌ 価格が高め:最新技術を搭載しているため、コストが高め。
❌ Wi-Fi 7対応デバイスが少ない:現時点では、対応するデバイスが少ないため、恩恵を受けにくい。
ASUS ROG Rapture GT-AX6000
ROG Rapture GT-AX6000/J [ゲーミングルーター / 無線LAN親機 / Wi-Fi 6(11ax)対応 / 4804 Mbps + 1148 Mbps] 価格:72,525円(税込、送料別) (2025/2/19時点) |
特徴
- Wi-Fi 6E対応:6GHz帯を利用し、混雑を回避して安定した通信を提供。
- クアッドバンド構成:2.4GHz、5GHz×2、6GHzの4バンドを同時に利用可能。
- 2.5GbpsのWAN/LANポート:高速な有線接続をサポート。
おすすめポイント
✅ 強力なクアッドバンド構成:複数のデバイスが接続しても、帯域を分けて安定通信を実現。
✅ ゲーミングモード搭載:専用のゲーミングモードで、ラグを最小限に抑える。
✅ 高性能CPU搭載:2.0GHzのクアッドコアCPUで、高速なデータ処理を実現。
デメリット・気になる点
❌ サイズが大きい:設置スペースを確保する必要がある。
❌ 価格が高価:ハイエンドモデルのため、価格が高め。
MSI RadiX GRAX66
RadiX AX6600 GRAX66 [ゲーミングルーター / 無線LAN親機 / Wi-Fi 6(11ax)対応 / 4804 Mbps + 1201 Mbps + 574 Mbps] 価格:36,952円(税込、送料別) (2025/2/19時点) |
特徴
- Wi-Fi 6対応:最大通信速度約5.4Gbps。
- AI QoS機能搭載:ゲーム通信を自動的に最優先。
- 専用ゲーミングポート:有線接続でも低遅延を実現。
おすすめポイント
✅ AI QoSにより、ゲーム中の通信を自動で最適化。
✅ ゲーミングポートで安定した有線接続が可能。
✅ スタイリッシュなデザインで、ゲーミングデスクにマッチ。
デメリット・気になる点
❌ 6GHz帯には非対応(Wi-Fi 6Eには未対応)。
❌ 設定画面がやや専門的で、初心者には難しい場合がある。
エレコム WRC-XE5400GSA-G
特徴
- Wi-Fi 6E対応:6GHz帯に対応し、混雑を回避。
- 最大通信速度約5.4Gbps:高速かつ安定した通信が可能。
- 低遅延設計:オンラインゲームや動画ストリーミングに最適。
おすすめポイント
✅ 6GHz帯を利用することで、混雑を回避して安定した通信が可能。
✅ 低遅延設計により、オンラインゲームや動画視聴が快適。
✅ 最新のWi-Fi 6E対応で、今後の通信環境にもしっかり対応。
デメリット・気になる点
❌ 6GHz帯は障害物に弱く、壁越しだと通信が不安定になる場合がある。
❌ 対応デバイスがまだ少ないため、6GHz帯の恩恵を受けにくい。
ゲーミングルーターの設定と最適化
ゲーミングルーターを購入したら、初期設定と最適化 をしっかり行うことで、より快適なゲーム環境を構築できます。
「設定が難しそう…」と感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば 誰でも簡単に最適化 できます。
このセクションでは、ゲーミングルーターの 初期設定から、ゲームの通信を最優先にする最適化方法まで わかりやすく解説します!
ファームウェアを最新に更新
購入後、最初にやるべきことは ルーターのファームウェアを最新にアップデートすること です。
✅ ファームウェアを更新すると…
- セキュリティが強化される
- 最新の通信技術が適用される
- 不具合が修正され、安定性が向上
更新手順(一般的な方法)
- ルーターの管理画面にアクセス(通常はブラウザで
192.168.1.1
に接続) - 管理画面にログイン(初期ID・パスワードはルーターの説明書を確認)
- 「ファームウェア更新」 の項目を探し、最新のバージョンにアップデート
- ルーターを再起動し、適用を確認
ファームウェアのアップデートを怠ると、セキュリティリスクが高まり ネットワークが不安定になる可能性がある ため、必ず最初に実施しましょう。
QoSを有効化し、ゲーム通信を最優先
QoS(Quality of Service) は、ルーターがネットワーク上の通信を自動で優先順位付けする機能です。
ゲーミングルーターには ゲーム通信を最優先にする高性能なQoS が搭載されているため、これを有効化することで ラグを最小限に抑える ことができます。
設定手順(一般的なQoS設定)
- ルーターの管理画面にログイン
- 「QoS設定」 の項目を探す
- 「ゲーム優先モード」 または 「カスタムQoS」 を有効にする
- 自分のゲーム機やPCの MACアドレス/IPアドレス を指定して通信を優先化
- 設定を保存し、ルーターを再起動
特に、家庭内で動画視聴やファイルダウンロードが多い環境では、QoSを有効にすることで ゲーム通信が圧迫されるのを防ぐ ことができます。
5GHz/6GHzをゲーム専用SSIDに設定
Wi-Fiには 2.4GHz・5GHz・6GHz の異なる周波数帯があります。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4GHz | 遠くまで届きやすいが、通信速度が遅め |
5GHz | 高速通信が可能だが、障害物に弱い |
6GHz(Wi-Fi 6E/7対応) | 最も高速で、混雑が少なく安定 |
✅ ゲーム専用SSIDを設定するメリット
- ゲーム専用の通信環境を作れる ため、他のデバイスと干渉しない
- 6GHz帯を活用できるルーターなら、より安定した通信が可能
設定手順(SSID分離)
- ルーターの管理画面にログイン
- 「Wi-Fi設定」 の項目を開く
- 2.4GHz / 5GHz / 6GHz のSSID(ネットワーク名)を個別に設定
- 例:
- 通常Wi-Fi(2.4GHz):home_wifi
- ゲーム専用Wi-Fi(5GHz):game_wifi
- 例:
- ゲーム機やPCは「game_wifi」にのみ接続するよう設定
- 設定を保存し、ルーターを再起動
Wi-Fi 6E/7対応のルーターなら、6GHz帯を活用することで、より混雑の少ない快適な環境が構築できます。
有線接続 vs 無線接続
✅ 有線接続のメリット
- Ping値(応答速度)が安定し、ラグがほぼ発生しない
- 他のWi-Fi機器や電波干渉の影響を受けない
- 2.5Gbps以上のLANポート を活用すれば、超高速通信が可能
最新の Wi-Fi 6E / Wi-Fi 7 に対応したゲーミングルーターなら、無線でも 安定した通信が可能 です。
特に6GHz帯を活用すれば、混雑を避けつつ高速通信を維持できます。
✅ Wi-Fiを使う場合の最適化ポイント
- ルーターとゲーム機・PCの距離を できるだけ近くにする
- 6GHz対応ルーターなら、6GHz帯のSSIDに接続する
- QoS設定を有効にし、ゲーム通信を優先する
NATタイプの設定
NAT(Network Address Translation) とは、インターネット上での通信方法を決める設定のことです。
NATの設定次第で、オンラインゲームの接続のしやすさが変わります。
NATタイプとその特徴
NATタイプ | 特徴 |
---|---|
Type 1(オープン) | すべてのプレイヤーと通信可能、最も安定 |
Type 2(モデレート) | 一部制限あり、大半のゲームで問題なし |
Type 3(ストリクト) | 接続制限が多く、オンラインプレイに不向き |
✅ オンラインゲームでは「NATタイプ1(オープン)」を推奨!
NATをオープンにする方法(一般的な手順)
- ルーターの管理画面にログイン
- UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)を有効化
- ゲーム機のIPアドレスを固定
- ポート開放(ポートフォワーディング)を設定
- 例:PS5 / Xbox / PCゲーム用の推奨ポートを開放
- 設定を保存し、ルーターを再起動
NATタイプを適切に設定することで、オンラインゲームの接続がスムーズになり マッチングの遅延や通信切断を防ぐことができます。
まとめ
ゲーミングルーターは、オンラインゲームを快適にプレイするために重要なデバイスです。Wi-Fi規格やQoS機能、帯域幅を考慮し、自分に最適なモデルを選びましょう。今回紹介したおすすめルーターも参考に、快適なゲーム環境を整えてください!