Razer Phantom White Collection | 新世代のレトロな半透明デバイス

Razer Phantom White Collection | 新世代のレトロな半透明デバイス デバイス
Razer Phantom White Collection | 新世代のレトロな半透明デバイス

「Razer Phantom White Collection」がついに登場しました。2025年10月16日、Razer公式より「レトロで未来的な透過デザイン+Chroma RGB統合」という新たなゲーミングデバイスのシリーズが発表されました。

このコレクションは、マウス、キーボード、ヘッドセット、マウスパッド、そしてモバイルコントローラーという5製品で構成。いずれも中身が透けて見えるトランスルーセントホワイト筐体を採用し、内部構造までもデザインとして演出しています。

シリーズ概要|Razer Phantom White Collectionとは?

シリーズ概要|Razer Phantom White Collectionとは?

Razerが2025年10月に発表した「Razer Phantom White Collection」は、同社の長い製品ラインの中でも異彩を放つ存在です。
これまでの「Black」「Quartz Pink」「Mercury White」などの定番カラーバリエーションに続き、“透明感と白の融合”
をテーマとしたまったく新しいシリーズとして登場しました。

透明感 × 白の新たな表現

Phantom Whiteシリーズでは、これまでの光沢ホワイトやメタリックシルバーとは異なり、半透明のハウジング(筐体)素材を採用。
内部の構造や基盤がほのかに透けるデザインにより、90年代のトランスルーセント・テクノロジー文化を再現しています。
このデザインコンセプトは、Appleの初代iMacや任天堂64の「クリアカラー」など、かつて一世を風靡した“中身の見えるデザイン”へのオマージュでもあります。

また、Razer特有のChroma RGBライティングを内部構造に反射させることで、外側からの光と内側の光が混ざり合うような独自の発光演出が可能となっています。
白い筐体に映えるRGBの色合いは幻想的で、Razer史上最もビジュアルインパクトのあるデザインとも評されています。


Razer Phantom White Collection | モデル一覧

Razer Phantom White Collectionは、単なるカラーバリエーションではなく、各人気デバイスの“プレミアム透明仕様”バージョンとして展開されています。
どのモデルもベース性能は現行ハイエンド仕様のまま、外観素材・内部ライティング・パッケージがPhantom White専用デザインへと刷新されています。


1. Razer Basilisk V3 Pro Phantom White Edition(ゲーミングマウス)

項目内容
接続方式HyperSpeed Wireless/Bluetooth/USB-C有線
センサーFocus Pro 35K オプティカルセンサー(最大35,000DPI)
ポーリングレート最大4,000Hz(HyperPolling対応)
スイッチ第3世代オプティカルマウススイッチ
重量約112g
価格約26,800円(税込)
特徴内部基盤がうっすら透ける透明ホワイトボディ。RGB照明が筐体全体に拡散する構造設計。

「Basilisk V3 Pro Phantom White」は、性能面は既存モデルと同等ながら、白色透過シェルによる光の反射効果が圧倒的に美しい仕上がり。
特にサイドボタンとスクロール周辺の発光が幻想的で、RGB演出を重視するユーザーに人気が集中しています。


2. Razer BlackWidow V4 75% Phantom White Edition(メカニカルキーボード)

項目内容
キーボード形式75%コンパクト配列/ホットスワップ対応
スイッチタイプRazer Orange/Yellow(オプティカル対応)
ライティングRazer Chroma RGB 全キー対応
接続方式USB-C 着脱式ケーブル
素材半透明ポリカーボネート筐体+アルミプレート
価格約34,800円(税込)
特徴キー下からの光が筐体内部を透過。まるで光が内部を流れるような演出。

「BlackWidow V4 75% Phantom White」は、Razerの代名詞的モデルに美しい透過構造+RGB拡散を組み合わせた特別仕様。
白系デスク環境に統一するユーザーや、キーイルミネーションを最大限に楽しみたい層に強く支持されています。


3. Razer Barracuda X Chroma Phantom White Edition(ワイヤレスヘッドセット)

項目内容
接続方式USB-Cワイヤレス/Bluetooth 5.3/有線3.5mm対応
ドライバーRazer TriForce 40mm
マイク折りたたみ式ビームフォーミングマイク
バッテリー最大50時間駆動
重量約250g
価格約19,800円(税込)
特徴新たにChroma RGBライティングを搭載し、イヤーカップの内部光が半透明樹脂を通して拡散。

Barracuda Xシリーズ初のRGBライティング搭載モデルであり、Phantom Whiteでは内部LEDを光学的に強調するため独自の光拡散フィルム構造を採用。
スタジオ撮影・配信時に映えるデザインとしても注目を集めています。


4. Razer Firefly V2 Pro Phantom White Edition(RGBマウスパッド)

項目内容
サイズ355 × 255 × 4mm
発光範囲全面発光(Chroma RGB対応)
接続方式USB-C
表面素材硬質マイクロテクスチャ仕上げ
価格約13,800円(税込)
特徴Phantom White専用の「透明フレーム」構造で、発光が全方向に拡散。

Firefly V2 Pro Phantom Whiteは、シリーズの中心的デザインコンセプトを体現するモデル
白いデスクやガジェットと組み合わせることで、光が床面に反射し、Razer Chromaの発光を立体的に表現します。


5. Razer Kishi V3 Phantom White Edition(モバイルコントローラー)

項目内容
対応デバイスAndroid/iPhone(USB-C/Lightning対応)
接続方式有線直結(レイテンシゼロ)
特徴Chroma RGB搭載、ホールセンサートリガー採用
サイズ折りたたみ式コンパクト設計
価格約17,800円(税込)
特徴内部基盤が透ける透明ホワイトボディ。モバイルゲーミングにもRazerらしい光の演出を追加。

スマートフォン接続型の「Kishi V3」もPhantom White仕様が登場。
背面まで透過樹脂で覆われ、RGBライトが筐体全体に柔らかく広がるデザインとなっています。
近年人気のスマホeスポーツ・クラウドゲーム向けRazerラインナップの中でも、特にデザイン重視層に向けたモデルです。


Phantom white collection|透過デザインの魅力とコンセプト解説

Phantom white collection|透過デザインの魅力とコンセプト解説

「光と構造の融合」という新たな美学

「Razer Phantom White Collection」は、単に白いデバイスではなく、光を“素材”としてデザインに取り入れたシリーズです。
内部の基盤や配線がうっすらと透け、Chroma RGBの発光が層を重ねて拡散することで、まるでデバイス全体が呼吸するような印象を与えます。

この半透明素材はポリカーボネートベースの特殊ハウジングで、耐久性と光拡散性を両立。
白の透過度を絶妙にコントロールすることで、過度に“クリア”にならず、光の柔らかさを演出しています。
結果として、Phantom Whiteの筐体は「外装が光を反射するのではなく、光が内側から滲む」ような独自の発光表現を実現しました。


白系デスクセットアップとの親和性

Phantom Whiteの美学は、現代のゲーミングデスク環境にも完璧にマッチします。
白いPCケースやモニターアーム、ウッド調デスクなどの明るいトーンのインテリアに自然に溶け込み、
同時に、RGBの発光が反射して空間全体を照らす演出効果も生まれます。

このシリーズは「ゲームをプレイする道具」ではなく、“デスク全体のビジュアルデザイン”を構成する要素としての立ち位置を持っています。
そのため、ゲーム配信者やデザイン志向のクリエイターにとっても、映像的なインパクトを持つアイテムとして評価されています。


“Razer史上もっともアートなシリーズ”

Phantom White Collectionは、Razerの長い歴史の中でも最も芸術性の高いシリーズと称されています。
テクノロジーと美学を融合させ、「機能美」「透明感」「未来的レトロ」という3つのキーワードを軸に据えたこのコレクションは、
これまでのRazer製品にはなかった“静的な美しさ”を持っています。

まるで光の中に浮かぶデバイスたち。
Phantom White Collectionは、ゲーミングギアを「見る楽しみ」から「魅せる体験」へと昇華させたシリーズといえるでしょう。


発売日・価格・販売チャネル(国内展開情報)

発表日・予約開始日

Razerは、2025年10月16日(米国時間)付で公式プレスリリースを発表し、新シリーズ Razer Phantom White Collection が正式に登場したことを告知しました。
日本国内向けには、同社日本法人より2025年10月17日付で「Phantom White Collection 発売決定」プレスリリースが配信されました。
この発表を受けて、予約受付が開始されたモデルもあり、限定カラー・初回数量が少なめの可能性が高いため、早期予約が推奨されます。

価格・国内希望小売価格

日本国内の希望小売価格(税別/税込)も同リリースで明記されています。

例えば:

  • Razer Basilisk V3 Pro 35K Phantom White:税込 28,980円
  • Razer BlackWidow V4 75% Phantom White:税込 34,080円
  • Razer Barracuda X Chroma Phantom White:税込 23,880円
  • Razer Firefly V2 Pro Phantom White:税込 18,780円
  • Razer Kishi V3 Phantom White:税込 18,980円

なお海外価格では、通常モデル比+10米ドル(キーボードは+20ドル)というプレミアム価格設定も報じられています。
このため、日本でも販売開始直後の実売価格が希望小売価格を上回る可能性があるため、購入検討には予約が安心です。

発売スケジュール・国内チャネル

日本における発売日は、「2025年11月7日」予定とされています。
オンラインでは、Razer公式ストアおよび国内正規代理店によるEC販売が見込まれています。

加えて、家電量販店・ゲーミング専門店でも取り扱い予定ですが、限定数モデルであるため店舗での“先行予約受付”または“抽選販売”となるケースも予想されます。
海外では発表直後から予約が開始されており、国内でも早期購入枠が限られる可能性が高いと言えます。

販売チャネルのポイント・注意点

  • オンライン購入:Razer公式ストアが最も確実な入手ルート。会員登録・メール通知を設定しておくと発売直後の購入確度が上がります。
  • 家電量販店/専門店:店頭予約または抽選販売が想定されるため、店舗のSNS・ニュースページを逐一チェックすることが推奨されます。
  • 輸入品・並行輸入:海外価格を基準にして国内価格が上振れする可能性あり。保証・サポート体制も確認が必要です。
  • 数量限定モデルのリスク:限定仕様ゆえに初回出荷量が少ない可能性が高く、購入を急がないと“完売・次回入荷未定”という事態もありえます。

まとめ/今後の展開予想

透明の、その先へ。Razerが描く新しいデザイン時代

「Razer Phantom White Collection」は、単なるカラーバリエーションではなく、ブランドとしての進化の象徴です。
これまでのRazerが築いてきた“機能美”に、アート性・透明性・レトロモダンな感性を融合させ、
“見せるゲーミングデバイス”という新しい文化を確立しました。

今作のキーワードは、「透明」「白」「光」
この3要素の組み合わせは、これからのゲーミングギア市場における次のデザインスタンダードになりうる存在です。


シリーズとしての完成度と今後の方向性

現時点では5製品(マウス・キーボード・ヘッドセット・マウスパッド・コントローラー)の展開ですが、
Razerの既存ラインナップから見ても、今後以下のような展開が予想されます。

  • 次期候補モデル
    • Razer DeathAdder V3 Pro Phantom White Edition
    • Razer Kraken V4 Phantom White Edition
    • Razer Seiren V3 Phantom White(マイクシリーズ)
    • Razer Enki Pro Phantom White(ゲーミングチェア)
    • Razer Nommo V2 Phantom White(スピーカー)

Razerは過去に「Quartz Pink」「Mercury White」シリーズを数年単位で拡張しており、
同じようにPhantom Whiteも2026年以降に大型シリーズ化される可能性が極めて高いです。

タイトルとURLをコピーしました